当デザイン室は主に木造で造る住宅を中心に住む人が快適で健康につながる住まいの企画設計及び工事監理を主な柱として日々活動する建築設計事務所です。
ここ数年住まいに携わる仕事をする傍ら毎年異常な程になるまで上昇する夏場の暑さや集中的に多発する豪雨災害などを多く見識することになり、このような過酷な外的環境の要素からどのように住む人を守っていくかを深く考えさせる機会を与えられています。
また冬場では寒さにより室内間の温度差のばらつきにより血圧への急激な負担で運ばれる高齢者のことも多く問題となっています。
そのような中で建築士としても環境や健康へのことについても無頓着とは行かず住まいも住む人もストレスを軽減する住まい・家のあり方が必要であると考えるようになりました。
そうした意識のもとで作られた家であれば住む人は健康になり住まいも環境負荷の低減へとつながるものになると考えています。
当室の屋号に表す「デザイン」はdesign(デザイン)から由来することばですが当室ではものごとを「成形する」という意味を込めています。
建築のデザインに込める想いとしては姿かたちのカッコ良さよりはその土地や風土に馴染む色彩との調和や空間を通じて精神的なものから伝わる親しみや安らぎなど心で感じ取れるものを大切にしたいと考えています。
しかしながらデザインは一方的に進むものではなく様々な条件と共にひとつひとつ関連付けながらまた分解整理しながら進めていくプロセスでもあります。
当室のデザインを通じて人と建築が共に豊かになるお手伝いが出来れば光栄に想います。
外山 秋人とやま あきと
一級建築士(管理建築士)