家づくりに必要な費用について

家づくりには家を建てるための土地の取得から始まり計画や建設費の他、手続きや登記費用まで様々な費用が伴います。
こちらでは当室で家づくりを進める際に関わる費用についてご案内しております。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

家づくりに必要な費用についてのイメージ

土地取得に関わる費用

土地の取得はその土地の地域を始め、立地や大きさまた形状などにより大きく違いがあります。
住宅を建てる際一概には決まりませんが40坪程度の平屋建てのケースで、車2台を確保する計画の前提とすれば概ね100坪程度は必要となります。

2階建ての場合は平屋建てより建て坪の面積がコンパクトになるため100坪以下でも可能となります。
土地の坪単価は市街地近辺や商業地近郊の付近は利便が高く土地単価も高い傾向にあります。
その相場は場所により違いがありますが最低でも10万円から始まるケースが多くあります。

一方、比較的人口の少ない町や郊外地であれば坪5万円~でも手に入るケースがございます。
また、不動産業者を介して土地を取得する際は土地費用とは別に仲介手数料なども必要となります。

土地取得の目安(仲介手数料は除く)

市街地近郊、商業地近辺で100坪程度の購入のケース

100坪×150,000円=15,000,000

郊外エリア、市街地以外の100坪程度の購入のケース

100坪×50,000円=5,000,000

計画・設計に関わる費用設計・工事監理費

設計監理費とはお客様よりご依頼された計画や設計に関わる業務と、計画されたものを工事の期間中に現場で設計図書を基に工事の監理を行うところまでの費用となります。

設計監理費の中に含まれるものとしては下記の通りです。
当デザイン室での設計監理費については、建物の用途、規模、構造、工事内容によって費用を設定しています。

  • 現場調査及び計画の企画立案と提案業務
  • 基本設計(建物の構造や設備など建物の骨格や機能となる基本的な計画設計)※構造計画を含みます。
  • 実施設計(基本計画で決定された計画案の詳細図面作成業務)※構造設計までを含みます。
  • 申請業務(都市計画区域内の計画の際に必要となる建築許可申請業務・性能評価などの申請等)
  • 監理業務(工事期間中に現場で設計図書を基に行う設計者による工事監理業務)

新築住宅の設計監理費(木造2階建てまでの設計)

1.0平方メートル単価:17,000円(税別)を基準とさせて頂いています。(※2018年10月改定)

構造計画費は別途必要となります。

最低設計監理費を床面積の規模に関わらず一律1,000,000円として定めています。

3階建てによる木造住宅や混構造建築物(鉄筋コンクリート+木造他)等の場合など、設計監理費とは別に特殊な構造解析業務費用が発生する場合がございます。3階建てや木造以外の構造で計画を希望される場合は一度ご相談ください。

設計性能評価等による設計及び長期優良認定住宅の設計ご依頼は上記とは別途による申請書、および性能設計書作成の業務手数料等が必要となります。長期優良住宅や性能評価住宅をご用命の場合は一度ご相談ください。

その他、設計監理費は法改正の動きや業務実績等の内容により改定する場合があります。詳しくは当デザイン室へお気軽にご相談ください。

リフォーム・リノベーションの場合の設計監理費

設計監理料は建築工事見積りの総工事費(税込)を基準に10%〜12%を目安で算定させて頂いています。(2014年3月時点)

リフォーム・リノベーションの場合は一律500,000円 を最低設計監理費として定めています。

極端に規模の小さなご依頼や水廻り機器設備のみの更新などはご依頼をお断りをさせていただくこともございます。

上記に該当しないケースの場合などそれぞれのケースにてご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。

店舗併用住宅及び店舗デザイン設計の場合の設計監理料

店舗併用住宅及び店舗デザイン設計についてのご依頼は当室でも実績がありますが、一般住宅とは趣旨が異なり別途デザインに関わる業務手数料及び電設の計画や設備設計等の計画費用等が必要となります。店舗併用住宅及び店舗デザインのご用命の場合は一度ご相談ください。

新築、リフォーム共に設計監理費はお見積もりでもご提示致します。お気軽にお問い合わせください。

建設に関わる費用工事費用

木造2階建ての新築住宅(温熱環境に優れた性能を持つ住まい)85万円/坪

建築工事費とは一般的に設計により計画された住宅の図面を基に、建設会社様や工務店など地域の建設会社によって工事見積もり書という形で取りまとめられます。
工事費は多くの工事項目から成り立ち単価や数量の他、工事に関わる運搬費や工事を運営する諸経費なども含まれて構成されるものとなります。

当室では一般的な仕様の住宅ではなく、夏涼しく冬に暖かい家となるよう温熱環境に優れた住宅仕様とするため建物本体の坪単価は概ね85万円/坪程度を目安としています。
この単価内容には建物本体の工事はもちろん含まれますが、住宅設備機器(水回り設備)空調・換気設備、付帯工事(電気・給排水設備)照明器具、カーテンなどまでが含まれます。

ただし、屋外付帯工事(外構や植栽工事等)は別となります。
また、下記の事例に当たるケースでは上記内容より坪単価が上昇する傾向になります。

坪単価が上昇するケース

平屋建ての場合
基礎面積や屋根面積が増えるため上昇します。目安:+10%
30坪以下の規模の小さな住宅
規模と設備機器のバランスや工事密度が上がることにより上昇します。目安:+10%
二世帯住宅
住宅機器設備等を別々に設けた場合、玄関をわけた場合など上昇します。目安:10%
防火・準防火地域の住宅
準防火仕様の窓や外壁等、防火仕様の規定による建設費が上昇します。目安:+10%
軟弱な地盤で改良また補強が必要な住宅
地盤改良・補強費用等。目安:100万~200万
(※規模や種別により変わります)
敷地に高低差がある
傾斜のある敷地等 敷地造成や建物構造へ対応させる場合は上昇します。目安:+10~20%

リフォーム・リノベーションの建築工事費

リフォーム・リノーベーションの工事に関わる費用は新築工事とは工事内容が異なり、既存部分をどこまで行うか、どこまで含めるかによってその工事費も大きな違いがあります。

またリフォームやリノベーションの場合は既存を作り直すことから解体費用が発生することも大きな要素です。規模や内容により工事費は一概ではありませんが、リフォームやリノベーション時の坪単価は新築住宅よりも同程度もしくは少し上がる傾向になります。

持ち込み家具費計画から予定に含める場合

造り付け家具類(通常建築工事に含まれます)50万円~200万円程度

規模・仕様状況により状況が変わります。

住まいに設ける家具は工事の初めから作り付けで設ける家具と住む前に持ち込む置き家具とございます。
設計の依頼をいただく場合家具も住まいや暮らしに深く関わるものとして設計と合わせてコーディネイトするように努めています。

コーディネイト費用などは上記設計費の中に含まれますので別途費用は発生することはありません。造り付けの家具は建物本体工事の中で行われることが多くありますので、ここでの家具費は住む前に持ち込む家具類を示します。

持ち込み家具の種類と費用の目安は以下通りです。

ダイニングテーブルセット(テーブル・椅子4脚)
テーブルの仕様で大きく変わります。
相場:50万円〜
ソファーリビングセット(2人掛けソファー×2+ローテーブル) 相場:50万円〜
寝室用ベット
シングル・セミダブル・ダブル等により変わります。
相場:50万円〜(シングル2台)

置き家具のことはお客様のお使いの家具などご要望にも応じます。設計の際にご希望ご要望を聞きながら進めて参ります。

造園・外構工事に関わる費用

造園・外構工事費の目安(敷地面積100坪程度)200万円~400万円程度

工事内容により状況が変わります。

造園や外構工事も住まいづくりには必要となる費用です。造園は主に庭を設ける場合の費用です。庭の規模や植栽をどこまで取り入れるかによって費用も大きく変動します。

また外構工事はカーポートや門などの構造物やフェンスや塀、ブロックといった外柵からなる工事です。
造園や外構工事はややもすると後回しになりがちなケースもありますが建物だけのままでは殺風景となり住まいの完成に合わせて行うことが大事です。

その他に関わる費用(諸経費・登記費等)

その他に関わる費用